煉獄纏う人機
バレットゼロ
「俺はまだ生きている…!」
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プロフィール 格闘スタイル:光子ドライブによる攻撃行動 誕生日:7月7日 年齢:27歳 出身:骸谷光子隔離特別研究室 fightterID:@barebarerobo_0 身長:187cm 体重:150kg 趣味:機械の半身の機能拡張 好きな食べ物:食事をする必要がない 大切なもの:平穏 嫌いなもの:骸谷博士 得意スポーツ:温泉卓球 技 フラッシュナックル グリントスラッシュ フォトンレーザー ファイティングアルティメットバースト(FUB) フォトン・ブラスト メルトダウンパージ ジェノサイドアーツ(GA) 大規模光子爆発 |
ファイティング暦20011年、冬
ネオABASHIRI収容所から、一人の受刑者が出所した。
「もう戻ってくるなよ、支倉」
男の名は支倉 零司(はせくられいじ)
…現在はバレットゼロと呼ばれている男の本名である。
「…お世話になりました」
男はそう言って、雪景色の中へと消えていった。
そしてファイティング暦20012年、春
復興を始めるユタ州の場末のバーに男は居た。
「まだたいした酒が入ってこなくて悪いけどね」
カウンターごしに、禿頭の店主が言う
「兄さん、ジャパニーズかい?こんなところへいったい何の用があって?」
バレットゼロは読んでいた新聞をたたみ、店主のほうへ向ける
「この先の工場外に用があったんだがな…」
「ああ…そりゃあ」
ゼロの読んでいたユタ州の地元紙には
元サンピート郡工場街の廃工場が、夜間に火事で全焼した事件が取り上げられていた。
「不審火だったって話だろ。ここいらのやつが折角復興作業に励んでるってえのに、こういう事件も増える一方でなあ。ストレス溜め込んだ若いやつらの放火遊びが後を絶たないのさ」
「この一件に関しては放火に見せかけた証拠隠滅だろうがな」
「え?」
ゼロは応えず、カウンター奥のテレビを睨み付ける。
流れているのはKOFF12の開催告知CM
「なんでもないさ…邪魔したな」
そう言って立ち上がり、ポケットから代金を取り出して、ゼロは店を出た。
街には、核の投下により舞い上がった灰の雪が降り積もり、放射能を高速排除する自浄装置の降らす薬物の雨が降っている。
その灰で覆われた空を睨み付け、バレットゼロは呟く
「ようやく尻尾を出したか骸谷…俺は…俺はまだ…」
一年のときを経て、男は再び戦場へと舞い戻る…
ファイティング・サーガ '11
それぞれの~旅立ち NOSTALGIE